平成24年以前は訪問介護員2級、ホームヘルパー2級等と呼ばれていた修了証です。訪問介護を行う際は必須の修了証です。介護に携わる者が、業務を遂行する上で最低限の知識・技術とそれを実践する際の考え方のプロセスを身に付け、基本的な介護業務を行う事が出来る様になる事が目的となります。将来的に介護福祉士の受験の際、要件に実務者研修の受講が必要になり、初任者研修で学習した時間が免除されます。
(直接実務者研修を受講する方法も有ります。)
よくあるご質問
学校法人ではないのに、本当に資格が取れるのですか?
初任者研修、実務者研修共に学校法人等の要件は有りません。埼玉県の指定要綱記載の通りに設備、講師等の要件を満たし指定申請をしています。初任者研修は研修毎の指定を、実務者研修は講座として県の指定を受けていますので、正式な修了証が発行されます。
●但し、初任者研修に関しては要綱に「資格」では無く「研修修了」と位置付けられています。
全国で通用するの?
県指定研修の修了証です、全国で通用します。
就職の際は修了証を提示してください。
受講条件は?
下記の2つの要件を満たす方が対象となります。
1.15歳以上のこれから介護の仕事に就こうとする方。
※18歳未満の方は保護者の承諾が必要になりますが、学生の方や働きながらでも受講は可能です。性別は不問、年齢の上限は設けていませんが、身体的にお元気で実技、演習を全て実施し、修了評価を受けて頂く必要があります。
2.全日程通学できる方。
初任者研修は全16日、実務者研修は8日間の通学が全て可能な方が対象となります。
試験が有ると聞きましたが?
試験は有ります。初任者研修では総合生活支援技術演習中に技術の評価を行い、最終日に「修了評価」筆記試験を行います。
介護技術の度合い評価では与えられた課題で演習を行い、A評価が4つ以上、かつC評価が無い事。修了評価では75%以上の正解が条件となります。どちらも、しっかりと講義に参加していれば難しい条件では有りません。
実務者研修では介護過程Ⅲの授業の中で実技評価とアセスメント課題の評価、医療的ケアの実技評価、最終日に筆記試験があります。通信課題と合わせて全ての評価、課題の合格が修了条件となります。
試験に落ちたら資格が取れないのですか?
介護技術の評価と筆記の修了評価、どちらも合格しないと修了できません。
学則に則り、補講も準備していますので1度落ちたから取れない事はありません。しっかり学習し修了してください。
期間はどのくらい?1日何時間?
初任者研修は週2日の講座で約3ヶ月、週1回の講座で6ヶ月程の期間になります。(年末年始、夏季休暇時期を考慮)、事前に1.5時間程度のオリエンテーションが1日あります。
講義時間は9:30~17:00の6時間になります。
休憩時間は?
各講義の合間に5分の休憩が有り、昼食は60分となっています。
外食すると間に合わない可能性が有ります。各自ご注意ください。
途中で休んだら振り替え講義は有りますか?
現在の所、1年間に3回から4回の開講を計画しています。
お休みされた場合、同一週、同一月での振替は有りません。
講義によってはレポート提出で代替できる科目も有りますが、原則、補講または次回開講の際に受講する様になります。
実習は有りますか?
当スクールの設定では実習は有りません。限られたカリキュラムを有効に使うために既定の実習は除き、カリキュラム外で任意の職場見学ができます。ケアハウス、特定施設、デイサービス、特養、ショートといった事業所を見学できます。(訪問は説明のみとなる場合があります。)